健康診断で「血液がドロドロですね」と言われたり、将来の脳卒中や心筋梗塞が心配になったりしていませんか?
血管の中で血液が固まってできる「血栓」は、突然命に関わる病気を引き起こす原因となります。
この血栓を防ぎ、血管を健康に保つためには、日々の食事が非常に大きな役割を果たします。
「何をたべたらいいの?」と迷っている方へ。
今回は、血液の流れをスムーズにし、血栓予防をサポートしてくれる身近な「おすすめ食材10選」と、それらを組み合わせた「血管いきいきレシピ」をご紹介します。
■ 毎日の習慣に!血栓予防をサポートする食べ物10選
血管の健康を保ち、血液をサラサラにする働きが期待できる、代表的な食材をピックアップしました。日々の食事に意識的に取り入れてみましょう。
- 酢(血管を広げ、血流をサポート)
- 納豆(特有の酵素が血液の健康に寄与)
- 梅干し(血流を改善する成分を含む)
- アボカド(悪玉コレステロールを減らす良質な脂質)
- 青魚(アジ、サバなど)(血液をサラサラにするEPA・DHAが豊富)
- カリフラワー(抗酸化作用のあるビタミンCなどが豊富)
- 発酵黒ニンニク(強力な抗酸化作用で血管を守る)
- スライスたまねぎ(血液の凝固を抑える働き)
- えごま油・アマニ油(体内でEPA・DHAに変わるオメガ3脂肪酸)
- 海藻類(もずく・めかぶ・昆布)(水溶性食物繊維が血中脂質を調整)
■ 血管がいきいき!おすすめの「ねばねば海鮮納豆丼」
上記の食材を効率よく、美味しく摂れる、おすすめの組み合わせメニューをご紹介します。火を使わずにのせるだけなので、忙しい日の食事にもぴったりです。
【材料の組み合わせ例】
ご飯 + 納豆 + 青魚の刺身(アジのたたきやまぐろなど) + もずく・めかぶ + アボカド(+お好みで薬味ネギやスライスたまねぎ)
なぜこの組み合わせが良いの?
この丼は、「血液をサラサラにする力」「血管をしなやかに保つ力」「余分な脂質を排出する力」を兼ね備えた、血管の健康をトータルでサポートする一品だからです。
- 納豆(ナットウキナーゼ):納豆菌が作り出す酵素「ナットウキナーゼ」は、血栓のもととなるタンパク質(フィブリン)に働きかけ、血液の流れを健康に保つのに役立ちます。(※ナットウキナーゼは熱に弱いため、加熱せずそのまま食べるのがおすすめです)
- 青魚(EPA・DHA):アジやサバなどに含まれる良質な脂質(オメガ3脂肪酸)は、血小板が固まるのを抑え、血液の粘度を下げる働きがあることが知られています。
- 海藻類(フコイダン・アルギン酸):もずくやめかぶのネバネバ成分である水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えたり、食後の血糖値上昇を穏やかにしたりして、血管への負担を減らします。
- アボカド(オレイン酸):豊富に含まれるオレイン酸は、LDL(悪玉)コレステロールを減らし、動脈硬化の予防に役立ちます。
- たまねぎ・ネギ(硫化アリル・ケルセチン):辛味成分や色素成分には抗酸化作用があり、血管のダメージを防いだり、血流を改善したりする効果が期待できます。
■ 食事に取り入れる際の注意点
体に良い食材も、摂りすぎは禁物です。以下の点に注意して、バランスの良い食生活を心がけましょう。
- 食べすぎに注意:特定の食品ばかりを大量に食べることは、栄養バランスの偏りやカロリーオーバーにつながり、かえって健康を損なう可能性があります。
- バランスが大切:ご紹介した食材だけでなく、野菜、きのこ類、海藻類などを毎食積極的に取り入れ、主食・主菜・副菜がそろった食事を基本としましょう。
- 持病がある方は医師に相談を:ワーファリンなどの抗凝固薬を服用している方は、納豆などのビタミンKを多く含む食品の摂取制限が必要な場合があります。食事療法を始める前には、必ずかかりつけ医に相談してください。
■ まとめ
血管の健康は、一朝一夕には作れません。
「納豆を毎日1パック食べる」「週に数回は青魚を選ぶ」「野菜を先に食べる」といった、日々の小さな積み重ねが、将来のあなたの血管と命を守ることにつながります。
ぜひ、今日の食事から、血管が喜ぶ食材を取り入れてみてください。
■ 参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット:不飽和脂肪酸
- 厚生労働省 e-ヘルスネット:食物繊維
- 国立循環器病研究センター:食事療法のすすめ方
- 日本ナットウキナーゼ協会:ナットウキナーゼとは
